COLUMN

お役立ち情報

口コミ分析、商品改善、CRM施策に役立つ考え方や活用ヒントを紹介します。

化粧品を選ぶとき、多くの人がアットコスメやLIPSの口コミをチェックしてから購入を決めます。裏を返せば、これらのプラットフォームに蓄積された口コミには、ブランドが次に打つべき手——いわば「勝ち筋」のヒントが眠っているということです。

本記事では、アットコスメ・LIPSの口コミ分析を通じて、コスメの勝ち筋を見つけるための観点と手順を解説します。効果実感や使用感、リピート理由といったコスメ特有の情報の読み解き方から、分析を効率化する方法までを、美容・化粧品ブランドのマーケティング・商品開発担当者向けにまとめます。

コスメ業界で口コミ分析が特に重要な理由

数ある商品カテゴリの中でも、化粧品は口コミの影響が特に大きい分野です。その理由はいくつかあります。

第一に、化粧品は「実際に使ってみないと分からない」商品だからです。保湿力や肌なじみ、色の出方、香りといった要素は、パッケージやスペックだけでは判断できません。そのため消費者は、実際に使った人の声を強く求めます。

第二に、アットコスメやLIPSは、購買前に参照される代表的な口コミプラットフォームだからです。多くの消費者が購入の意思決定の前にこれらを確認するため、そこでの評価がブランドの売上を左右します。

第三に、これらの口コミには、効果や使用感といった数値化しにくい価値が「言葉」として蓄積されています。アンケートでは設計しきれない自然な本音が集まっており、商品開発やマーケティングにとって貴重な情報源になります。

アットコスメ・LIPSの口コミに含まれる”勝ち筋”のヒント

では、これらの口コミからどんなヒントが得られるのでしょうか。コスメの口コミには、勝ち筋につながる情報が多層的に含まれています。

効果実感への言及
「保湿力が高い」「くすみが気にならなくなった」「メイクが崩れにくい」といった、使用して得られた実感です。どの効果が高く評価されているかは、訴求すべき強みを見極める手がかりになります。

使用感・テクスチャー・香りの評価
「伸びがよい」「べたつかない」「香りが上品」など、感覚的な評価です。コスメではこの使用感が満足度を大きく左右するため、丁寧に拾う価値があります。

リピート理由・乗り換え理由
「これに戻ってきた」「〇〇から乗り換えた」といった記述は、競合からの流入や離脱の動機を教えてくれます。なぜ選ばれ、なぜ離れるのかは、勝ち筋を考えるうえで核心的な情報です。

価格への納得感、パッケージやブランドイメージ
価格に見合う価値を感じているか、パッケージやブランドの世界観がどう受け取られているか。こうした要素も、選ばれる理由を構成します。

コスメの口コミ分析で押さえたい観点と手順

これらのヒントを勝ち筋に変えるには、分析の手順が重要です。5つのステップで整理します。

ステップ1:自社・競合の対象商品の口コミを集める

まず、分析したい自社商品と、比較したい競合商品の口コミを集めます。自社だけを見ても「強み」は相対的にしか判断できないため、競合とセットで集めることがポイントです。

ステップ2:評価されている点/不満点を要因別に分類する

集めた口コミを、効果実感・使用感・価格・パッケージなどの要因別に分類します。ポジティブな評価とネガティブな評価を分けて整理すると、強みと課題がそれぞれ見えてきます。

ステップ3:競合と比較し、強み・弱みの差分を特定する

自社と競合を並べて比較し、「自社が優れている点」「競合に負けている点」「両者に共通する評価」を切り分けます。この差分の中に、他社が満たせていない勝ち筋のヒントが隠れています。

ステップ4:勝ち筋(訴求すべき強み)と改善点を切り分ける

比較から見えた強みのうち、「競合にはない、自社ならではの評価点」が勝ち筋の候補です。一方、共通して指摘される不満は、業界全体の改善余地であり、いち早く手を打てば差別化につながります。

ステップ5:商品開発・LP・広告クリエイティブに反映する

特定した勝ち筋を、実際のアウトプットに反映します。評価されている使用感を商品ページの冒頭で訴求する、リピート理由を広告のメッセージに使う、といった形で施策に落とし込み、その後の口コミの変化を再び確認します。

コスメの口コミ分析でよくある落とし穴

分析を進めるうえで、注意したい落とし穴もあります。

まず、星の平均だけで判断し、使用感の機微を見落とすことです。コスメは感覚的な評価が満足度を左右するため、平均点だけでなく、どんな言葉で語られているかを丁寧に読むことが欠かせません。

次に、少数の声を全体傾向と誤認することです。特定の投稿が印象的だと、それが全体の意見のように感じられることがあります。母数を意識し、どれだけ多くの人が同じことを語っているかを確認しましょう。

そして、薬機法(医薬品医療機器等法)への配慮です。口コミに書かれた効果・効能の表現を、分析結果からそのまま販促に転用すると、薬機法上問題となる場合があります。分析はあくまで顧客理解のために行い、販促表現は法令に沿った形に整える必要があります。この点は、公開する広告・LPの表現を専門家に確認することをおすすめします。

アットコスメ・LIPSの口コミ分析を効率化するなら「KAIZODE」

アットコスメやLIPSの口コミを手作業で集めて分類するのは、大変な手間がかかります。当社のリサーチ型テキストマイニングツール「KAIZODE」なら、この作業を効率化できます。

  • アットコスメ・LIPSの口コミ収集に対応。CSVアップロードなしで、対象商品の口コミを自動収集
  • TDSE独自の生成AIが、効果実感・使用感・価格などの要因別に自動で分類・要約
  • 「比較レポート」で、自社と競合コスメの評価傾向・共通点・差別化要因を可視化(ステップ3〜4に対応)
  • 非利用者/利用計画中/利用中・直後/利用経験/離反といった購買ステータス別のカスタマージャーニー分析で、リピートや乗り換え・離脱の理由まで把握

とくに比較レポートは、複数商品の平均評価・ポジティブ率・ネガティブ率を一覧で比較し、「共通の強み」と「差別化要因」を切り分けて提示します。自社コスメと競合の勝ち筋を見極める作業を、大きく効率化できます。

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まとめ

アットコスメやLIPSの口コミは、単なる「感想」ではなく、コスメの勝ち筋を導く「戦略の材料」です。

  • 化粧品は使ってみないと分からないため、口コミが購買を強く左右する
  • 効果実感・使用感・リピート/乗り換え理由・価格など、勝ち筋のヒントが多層的に含まれる
  • 「自社・競合の収集→要因別分類→競合比較→勝ち筋と改善点の切り分け→施策化」の5ステップで分析する
  • 星の平均だけで判断しない、母数に注意する、薬機法に配慮する、の3点が落とし穴を避けるコツ

口コミに向き合うことは、顧客を深く理解し、選ばれ続けるブランドをつくることにつながります。アットコスメ・LIPSの分析イメージを確認したい方は、7日間の無料トライアルや資料ダウンロードをご用意しています。お気軽にお問い合わせください。

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